クラウドケアとイチロウを比較|両方で働くヘルパーが違いを解説

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クラウドケアとイチロウの違い

自費の訪問介護サービス「イチロウ」と「クラウドケア」。
どちらも介護保険外で全額自費。

1時間あたりの料金は3,000円台(スポット利用の場合)と比較的手頃。

急な依頼にも対応できるなど、共通点の多いサービスです。

私は両社にヘルパーとして登録し、現在も実際の支援に入っています。

この記事では、公式情報をもとに実例に沿って料金を比較し、両方で働いているからこそ分かる違いも紹介します。

実際に働いている
ヘルパー専用画面
目次

対応可能地域一覧

サービスを利用するには、お住まいの地域が対応可能か確認する必要があります。

都道府県単位では対応していても、市町村によっては利用できない場合があります。
対応エリアの詳しい確認方法はこちら(イチロウ クラウドケア)


クラウドケアとイチロウを公式情報で比較

公式画面で比較できる項目を表にしました。(2026.9現在)

スクロールできます
比較項目クラウドケアイチロウ
最低利用時間1時間〜2時間〜
初期費用なしなし
スポット料金3,300円(税込)/時間3,740円(税込)/時間
定期利用料金2,750円〜3,080円(税込)/時間
月に何回利用するかで決まる
3,960円(税込)/時間
専任コンシェルジュのサポート付き
交通費880円990円
指名料440円330円
深夜・早朝料金10%割増20%割増
直前依頼24時間以内 1.6倍前日15時以降 1.4倍
延長30分単位15分単位
キャンセル料48時間前から100%
(宿泊を含まない依頼の場合)
3日前15時以降50%〜前日15時以降100%

料金の違い実例

様々なシチュエーションを想定して、2社の費用感を比べてみます。

例1 初めてのお試し利用 

クラウドケアは1時間から、
イチロウは2時間から利用できます。

最低利用時間が異なるため単純な料金比較はできませんが、まずは初めてスポット利用する場合に、いくらかかるのかを比較してみます。

スクロールできます
比較項目クラウドケアイチロウ
予約するタイミング利用したい日時の
4日以上前に予約
前日の
15時までに予約
利用する時間帯
(平日・基本料金内)
8:00〜21:009:00〜18:00
スポット料金3,300円/時間3,740円/時間
最低利用時間1時間2時間
交通費880円990円
合計4,180円8,470円

依頼したい内容が、1時間で足りる想定ならば、クラウドケアの方が手軽に利用できそうです。

では、定期的に利用する場合はどうでしょうか。


例2 週に一回、2時間利用

週一回に時間利用
※1ヶ月に5週あると仮定します

クラウドケアは、スポット料金よりも定期利用の方が割安になります。

イチロウは定期利用になると、専属の担当コンシェルジュが付き、ケアを一貫して管理するプランになるため、スポット利用より料金が高くなります。

スクロールできます
比較項目クラウドケアイチロウ
予約するタイミング利用したい日時の
4日以上前に予約
前日の
15時までに予約
利用する時間帯
(平日・基本料金内)
8:00〜21:009:00〜18:00
定期利用料金2,750円/時間3,960円/時間
交通費880円990円
合計
31,900円/1ヶ月分
1週あたり6,380円
44,550円/1ヶ月分
1週あたり8,910円

イチロウコンシェルジュプランの内容

・支援指示書の作成
→ ヘルパー変更時もスムーズに引き継ぎ。家族が何度も同じ説明をすることが避けられます。

・専属LINE・電話
→ 24時間の緊急対応

・月1回以上の状態確認
→ 状況に合わせてケアの提案。介護保険のケアマネージャーさんとも連携します。


ヘルパー指名制度

お気に入りのヘルパーが見つかり指名する場合は、1時間につき指名料(クラウドケア:440円、イチロウ:330円)が加算されます。

上記の例2、週1回2時間利用の場合の合計は、

クラウドケア:6,380円 ➡︎7,260円
イチロウ:8,910円 ➡︎ 9,570円

となります。


例3 夜間の利用

夜間の自費介護サービス

クラウドケアは、深夜・早朝(22:00〜8:00)の利用で、基本料金が10%割増になります。

イチロウには23:00〜翌6:00(7時間)の「深夜パック」があり、通常の時間料金より割安です。

今回は条件をそろえるため、23:00〜翌6:00の7時間利用で比較します。

スクロールできます
比較項目クラウドケアイチロウ
予約するタイミング利用したい日時の
4日前に予約
前日の
15時までに予約
スポット料金26,290円
(1回だけの利用)
27,390円
定期利用料金22,055円〜24,596円
(月3回利用と5回利用の料金)
27,390円

クラウドケアは3種類の料金体系があるのに対し、イチロウはスポット・定期ともに同じ料金です。


例4 今すぐヘルパーが必要になった【体験談あり】

急にヘルパーが必要になったケースで比較します。

普段介護をしている家族が腰を痛めて動けなくなった。でも介護を休むわけにはいかない。できるだけ早く来てほしいというような状況です。

介護者が腰を痛めた今すぐヘルパーが必要

このような直前依頼では、両社とも通常料金に割増料金がかかります。

スクロールできます
比較項目クラウドケアイチロウ
基本料金
(平日)
8:00〜21:009:00〜18:00
スポット料金
(1時間)
3,300円3,740円
利用時間2時間2時間
ヘルパー決定まで
(最短)
1時間5分
直前依頼24時間以内は
基本料金の1.6倍
前日15時以降は
基本料金の1.4倍
交通費880円990円
合計11,440円11,462円

この比較では、直前依頼の料金がほぼ同じになりました。


私は実際に怪我をした時にイチロウを直前依頼で利用したことがあります。

「急ぎの場合は電話の方が確実」とのことだったので電話で依頼。

自分の基本情報などを登録する必要があり、その登録が終わってからヘルパーを依頼しました。

公式では「最短5分でマッチング」と案内されていますが、電話では、マッチングとヘルパーの移動を含めて「3〜4時間ほど見てほしい」とのことでした。

実際には32分でマッチングされて、4時間後の訪問を希望していましたが、「1時間早く伺えます」と連絡があり、想定より早く来てもらうことができました。

その時の詳しい様子はこちらから ⬇︎



クラウドケアとイチロウは仕組みが違う

ここからは、両方で働いて分かった、公式情報だけでは分からない運営の仕組みの違いを項目ごとに紹介します。

「なぜクラウドケアの方が安いのか?」という結論のための説明なので、読み飛ばしてOKです。

気になる項目だけ開いてご覧ください。


1|ヘルパーを雇う入り口が違う
クラウドケアとイチロウの面接の違い

両社ともすでにスキルのある介護士をヘルパーとして採用していますが、

クラウドケアは、資格や経験に加えて「自分の親を任せられるか」という人間性を重視し、一人ひとり直接面接しています。

私が登録した際も、本社で対面面接を受けました。

試験はありませんが、必ず直接会い、利用者宅へ送り出せる人かを入口でしっかり見ている印象です。


イチロウは会社へ出向く必要はなく、面接はオンライン。夜間しか面接できない介護士などに向けて現在はAI面接も導入されています。

面接後には、任務遂行能力やコミュニケーション能力、資質などを見る適性検査もあります。

クラウドケアのように入口で大きく絞り込むというより、まず登録してもらい、適性やスキルを細かくデータ化。その情報を案件ごとのマッチングに活かす仕組みという印象です。

登録後も、養成講座などを通してヘルパーのスキルアップを図っています。

2|担当ヘルパーが決まるまでが違う

ヘルパーが案件に応募して、採用されるまでの流れの違いを解説します。


クラウドケアでは、ヘルパー用ページに掲載された案件へ直接応募します。私の場合は応募した時点ですぐに仕事が決まるケースが多く、非常にスピーディーです。

Cloud Care Matching System
クラウドケアヘルパー決定

ただし、公式サイトでは「独自のクラウドシステム」で利用者の希望とヘルパーのスキル・適性を踏まえてマッチングすると説明されています。

そのため、「完全な早い者勝ち」「会社はマッチングに介入しない」とまでは言い切れません。


イチロウは、案件に応募してもその場では採用されません。

資格や実務経験、対応できるADL、趣味などのヘルパー情報と、依頼内容の難易度や特性を細かくデータ化。

双方の情報を掛け合わせてマッチングし、運営が調整したうえで合否が決まります。

対面での印象だけに頼らず、データを活用してミスマッチを減らす仕組みです。

イチロウのマッチング
3|サポートが違う

クラウドケアでは、案件成立後は、利用者とヘルパーが直接メッセージでやり取りできます。

クラウドケア

運営からヘルパーに届くのは、案件案内が中心です。マッチング後に困った時は電話での相談が可能。

メールやメッセージはお客様と運営用のものでヘルパーは使用できません。


イチロウのヘルパーと運営は、普段からLINEでやり取りできます。

ヘルパー向けのお知らせはメールでも届き、支援中に困ったときの相談も基本はLINEです。

すぐに対応してほしい場合は電話と、状況によって連絡手段を使い分けられます。

先月発生した事故やトラブル件数のレポートがヘルパーに毎月共有され、特に注意すべき点については具体的な対応策まで示されます。

ヘルパー専用アプリでは、顧客満足度を上げるための養成講座や現場で役立つ情報も配信されています。

ちなみに、ヘルパーの携帯紛失時は原則アカウント停止・退会対応となるなど、個人情報管理ルールも厳しく教育されています。


両方で働いて分かった「料金差」の理由

似ているサービスでありながら、料金を比べるとクラウドケアの方が比較的安く利用できます。

両方で実際に働いてみると、この料金差にはサービスの仕組みそのものの違いが関係しているように感じます。

クラウドケア|運営の介入を必要なところに絞る

クラウドケアでは、ヘルパーの採用に対面面接を必須としています。

人柄やマナーなども含めて、利用者のもとへ送り出せる人材かを入口で見極めます。

案件成立後は利用者とヘルパーが直接やり取りでき、時間変更なども当事者間で調整できます(変更後は運営への報告が必要)。

専用ユニフォームはなく、イチロウのようなヘルパー専用アプリや担当者による継続的な仲介もありません。

運営が担う部分を必要なところに絞ったシンプルな仕組みで、人やシステムにかかるコストを抑えていることが、料金の安さにもつながっていると感じます。


イチロウ|運営が間に入り、仕組みとサポートにコストをかける

イチロウは、面接だけでなく、適性やスキルなどの情報を細かく登録・確認します。

ヘルパー専用アプリがあり、案件ごとに担当者が付きます。

スキルアップのための講座やお役立ち情報、実際に発生したトラブル・インシデント事例なども毎月継続して共有されます。

利用者とヘルパーが直接つながらない仕組みのため、連絡や調整には基本的に運営が間に入ります。

利用者側へのサポートも手厚く、プランによっては24時間の緊急窓口があります。

私が実際に顧客として利用した際には、支援後に運営から電話があり、ヘルパーの仕事ぶりだけでなく、人柄や相性についても丁寧に確認してくれました。

ヘルパーの報酬にも還元される

イチロウは、利用料金の約6割がヘルパー報酬になるケースもあります。

高い報酬で介護人材を集めて、マッチングできない案件を減らすだけでなく、水野社長は介護職の低賃金という課題を変えていく考えも発信しています。

イチロウがコストをかけているのは、運営やシステムだけではなく、働く介護士の報酬もその一つなのです。

まとめ

クラウドケアとイチロウは、どちらもネットから依頼できる自費介護サービスですが、比較してみると料金だけでなく、サーポート体制、運営の関わり方まで大きく違うことが分かりました。

料金は全体的にクラウドケアの方が安く、1時間から利用できる手軽さもあります。

イチロウはクラウドケアに比べると料金は高めですが、直前依頼への対応が早く、利用者とヘルパーの間に運営が入り、継続的にサポートする仕組みが整っています。

料金を抑えて必要な支援を頼みたいのか、料金が上がっても運営にしっかり間に入ってほしいのか。

ここまでの違いを知ったうえで、自分に合う方を選ぶのがよさそうです。

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