【騙されないために】介護保険外サービスはどの会社が信頼できるの?介護関連サービス事業者協議会(CSBA)新しい仕組み〜認証制度〜

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─ 制度の“すき間”が広がる今、家族が知っておきたい新しい仕組み ─

今の日本の現状は
「公的介護保険制度だけでは日常を支えきれない」 という現実です。

夜間の見守り。
退院直後の“つなぎ”の支援。
介護認定が下りるまでの空白期間。
家族が仕事で抜けられない時間帯。

こうした “制度では対応しきれない部分” が年々広がり、家族介護者の負担は確実に重くなってきました。

そして今、その“すき間”を補うようにして、介護保険外サービスが全国で大きく拡大し始めています。
公的サービスだけでは届かない場面を柔軟に支え、家族が頼れる選択肢として存在感を増しているのです。

目次

今は“選びにくい”保険外サービス

なぜ選びにくい?

介護保険サービスには、国の 指定制度 があり、
基準を満たした事業者だけが提供できます。

Nomination system

【画像の使用について】
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※引用の際は、出典として本記事へのリンクを貼っていただけますようお願いいたします。国の介護保険制度の仕組み

しかし 介護保険外サービスには、この基準がありません。

そのためサービス内容・料金・スタッフの質が事業者ごとにバラバラで、
安心して選ぶのが難しい 状況が続いています。


I don't know

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介護保険外サービスは、本来とても大切な領域です。しかし現状では、次のような課題があります。

介護保険外サービスには指定制度がない

サービス内容や料金が事業者ごとにバラバラ

質の違いが比較しづらい

    こうした「基準のなさ」が、利用者の 不安や迷いにつながってきた理由 です。

    私自身も、保険外サービスを“高い”と感じていた時期がありました。
    でも、介護保険(1〜3割負担)と全額自己負担の保険外サービスを、
    “同じ基準” で比べていたことに気づきました。

    介護保険外サービスは、
    本来 家族の困りごとを柔軟に支えるための選択肢 です。
    にもかかわらず、「安心して選べない」「比べられない」ことが大きな障壁になっていました。


    そこで登場したのが、“認証制度”です

    ─ 介護保険外サービスを「選びやすく」する新しい仕組み ─

    logo

    ここが、本記事の中心テーマです。

    認証制度とは、保険外サービスの質や安全性を
    第三者がチェックし、“安心の目印”として示す仕組み。

    つまり、「どの会社が信頼できるの?」を見える化する制度 です。


    認証制度は誰が運営しているの?

    → 中立的な業界団体が、共通の基準づくりに着手

    2025年に設立された
    介護関連サービス事業者協議会(CSBA)
    という団体が中心になっています。

    csba
    画像:経済産業省HPより


    CSBA は「特定企業を推す団体」ではなく、
    保険外サービス全体の質を底上げするための中立組織 です。

    加盟しているのは、

    • イチロウ
    • クラウドケア
    • SOMPO
    • ダスキン
    • ポピンズ
    • やさしい手 など27社以上

    つまり、保険外サービスの主要なプレイヤーが手を組んだ ということ。


    認証制度「100年人生サポート認証」

    CSBAが始めた認証制度の名前が
    「100年人生サポート認証」

    certification

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    ※引用の際は、出典として本記事へのリンクを貼っていただけますようお願いいたします。100年人生サポート認証の仕組み

    まずは

    • 配食サービス
    • 生活支援サービス

    の2分野から審査が始まり、今後、基準を満たした事業者が順次「認定リスト」として公開される予定です。
    (2025.1現在)
    最新の認定状況は、随時更新される公式サイトの事業者リストをご確認ください

    認証の基準

    ① サービスの質
    内容の明確さ/マニュアル/安全管理

    ② スタッフ研修
    研修制度・資格・新人教育の有無

    ③ 料金と契約の透明性
    追加料金/キャンセル料/契約の分かりやすさ

    ④ 個人情報と記録
    情報管理体制/記録の正確性

    ⑤ リスク・苦情対応
    事故対応ルール/保険加入/説明責任

    これらを第三者が審査してくれることで、利用者の「選びにくい」が「選びやすい」に変わる のです。

    認証制度を、なぜ“今”始める必要があったのか?

    理由は3つあります。

    ① 保険外サービスが急増し、質がバラバラ

    介護保険外サービスは、これから必ず必要とされる存在です。そのため、既存の介護事業所に限らず、民間企業やボランティア、個人など多様な参入が相次いでいます。選択肢が増える一方で、サービスの質はまさに『玉石混交』になりつつあるのが現状です。

    ② 法的な指定制度がない“真空地帯”だった

    gap

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    ※引用の際は、出典として本記事へのリンクを貼っていただけますようお願いいたします。介護保険制度の隙間

    行政のチェックが届きにくい領域であるため、中には悪質な業者が紛れ込みやすいという側面もあります。特に、判断能力が低下した高齢者の方や、不安を抱えるご家族をいかに守っていくかが、今まさに問われています。

    ③ 家族・ケアマネが安心して選べる目印が必要

    Common Standards

    こうした混乱した現状を打破するために、第三者の視点で判断できる『共通の基準』が強く求められてきました。

    今回ご紹介する認証制度は、まさにこれら3つの課題を一括して整理し、解決へと導く重要な役割を担っています。

    国(経産省)も、この流れを後押ししている

    画像:経済産業省HPより

    保険外サービスは国の戦略(経済産業省の検討会)でも
    「新しい社会インフラ」 として位置づけられました。

    国のメッセージはこうです。

    介護保険だけでは支えきれない。
    だからこそ、保険外サービスを
    “質の担保された選択肢” として整備していく。

    ここに認証制度が必要になります。

    つまり、行政(制度の内側)と民間(制度の外側)が連携して
    保険外サービスを整えようとしている
    のです。

    私が専門家として見ている“認証制度の価値”

    制度の内側と外側を見てきた立場から言うと、
    認証制度には次の3つの大きな価値があります。

    ① 利用者が迷わず選べる
    ケアマネもこれがあると、利用者さんに「提案しやすい」。
    これが大きい。

    ② 誠実な事業者が正当に評価される
    透明性の高い会社が“見える化”される。

    ③ 家族介護の負担軽減につながる
    夜間・つなぎ・介護認定待ちなど、
    制度で埋められない部分を安心して頼める。

    まとめ:介護はこれから「二本柱」で支える時代へ

    • 公的サービス(介護保険)
    • 介護保険外サービス(民間)

    この2つを組み合わせることで、
    在宅介護は続けやすくなります。

    認証制度は、
    この“二本柱”をつなぐ 「安心の基準」 です。

    公的介護保険制度と介護保険外を組み合わせることを混合介護と呼びます。

    これからも私は、保険外サービスと認証制度の動きを継続して追いかけ、
    家族介護者の「迷わない選択肢」を丁寧に届けていきます。

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