民間「介護保険外(自費)サービス」徹底比較🔍深層分析:料金の裏にある「経営の根幹」とは

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介護保険サービスだけで在宅介護を支えるのは、今、確実に限界に近づいています。

一方で、民間介護保険外サービスは、その事業者が急増。料金体系、サービス内容、そして品質にも大きな幅が出てきたため、「結局、どこを選べばいいのか」と、違いが分かりにくく選びにくさを感じている方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、介護現場歴13年以上の経験に加え、今回比較するすべてのサービスで、実際にヘルパーとして働いているという、他にはない、圧倒的な実体験を武器に情報をお届けします。

働く側の視点でなければ決して見えない「中の仕組み」を徹底解剖し、それを「利用者が選ぶときの確かな指標」として再構築しました。

「公式情報だけでは満足できない」
「運営体制の裏側まで知りたい」という方に向けた、
他に類を見ない“深掘り”比較研究です。

各社がサービスの裏側で何を大切にしているのか、その真実をお伝えします。


本記事で比較研究するのは、 介護保険外サービス協会(CSBA)に加盟する、信頼性の高い以下の4社です。

  • イチロウ
  • クラウドケア
  • ダスキン ライフケア
  • ポピンズ

4社はいずれも協会加盟事業者であり、一定の基準と透明性を満たしたサービスです。

介護保険外サービス協会(CSBA)とは?何するところ?と思った方はこちらもどうぞ⬇️

目次

比較した項目

① 採用ハードル・入口設計の違い

イチロウ

・全てオンラインで可能で登録は可能だが、面接と試験がある。
試験の内容もやや難易度が高めで、運営側があらかじめ一定の条件を設けて、介護士のスキルやコミュニケーション能力を担保しようとする設計

何より時給が高く、やりがいを感じる。お客様が企業にいくら払っているかを計算すると、介護士への還元率は高い。
👉 人数を広く集めるというよりも、質を重視し、介護士の低賃金問題にも一石を投じている。

クラウドケア/ダスキン/ポピンズ

・試験は設けられていない、または形式的な確認にとどまる
・登録時には運営会社や支店への訪問が必須
👉 比較的始めやすい入口である一方、実際の適性は採用後や現場で見極められていく

なぜ他3社は「対面採用」なのに、イチロウは非対面で成立するのか

クラウドケア、ダスキン、ポピンズが対面での面談を重視しているのは、運営側が「この人なら現場に出せるか」を直接確認できるからに他なりません。

人柄や受け答え、雰囲気などを実際に会って確認できることは、介護の現場に限らず、社会通念上ごく一般的な判断基準だといえます。

特に、利用者さんと一対一で向き合う介護の仕事であれば、事前に面接を行い「どんな人か」を確かめるのは、特別なことではなく、むしろ常識的な流れだと感じます。

 

一方でイチロウは、
対面での印象確認だけに頼らない形で、ミスマッチを減らす設計を進めてきました。

ヘルパー登録者数が増える中で、
感覚的な判断だけでは限界があると考えた経緯があります。

そこで、ヘルパーの適性や傾向をデータとして把握し、マッチングの精度を高める方向に舵を切っています。

イチロウ水野社長の「適性検査開発にかける想い」イチロウ公式note⬇️

 

その結果、試験や適性の確認を入口で行うことで、
Zoom完結という非対面の形でも採用が成立しやすくなっています。

他3社が「会って判断する安心感」を重視しているのに対し、イチロウは「適性を見える化して手配の精度を高める」考え方が強い、と整理できます。

※ポピンズのみ、対面とzoomをヘルパー側が選べるシステムです。

②各社の研修設計

Training Video

イチロウ
eラーニングによる研修(移乗の際に注意する点など介護の基礎部分)コンテンツは用意されていますが、受講は必須ではありません。
基本的な知識や判断力は登録時点で備わっている前提とし、
学び方や深め方は本人の裁量に委ねられています。

クラウドケア
登録後に短時間の動画研修が用意されています。内容は法令やマナーなどの基礎的な説明が中心で、
現場に出る前の最低限の共通理解を揃える目的の研修です。

ダスキン
研修量は比較的多く、企業の理念の徹底と、実務に即した(さすがダスキンお掃除に関する研修)内容が中心です。研修後には確認テストも行われます。

研修を終えなければ登録できない仕組みになっており、運営側が一定の水準を担保したうえで現場につなげる設計です。

ポピンズ
研修は必須で、初めて仕事に入るまでに
合計で310分超(5時間以上)の研修受講が求められます。
接遇やマナー、ルール(買い物してきたペットボトルは洗って拭いてから冷蔵庫にしまう、お客様宅のタオルで手を拭いてはいけない)など、事細かく定められており
こちらも研修後に確認テストがあり、研修を終えなけれ働き始めることはできません。

各企業の研修を大きく分けると、
個人を軸にする考え方と、
会社を軸にする考え方の2つに整理できます。


個人を軸にする考え方(シェアリング型)

このタイプでは、ヘルパー一人ひとりを「個人」として捉え、その経験や判断力を活かして支援を行います。

すでに現場経験や専門性を持つ介護士を見つけ出し、その力が十分に発揮される環境を整える役割を担っています。

研修が任意であったり、働き方の自由度が高かったりするのは、現場での判断を個人に委ねる割合が大きいためです。

イチロウとクラウドケアがこのシェアリング型設計と言えます。


会社を軸にする考え方(育成型)

一方で、会社の名前や方針を前面に出し、一定の価値観やルールを共有した人材を育てて派遣する考え方もあります。

研修を必須とし、接遇やマナー、行動基準を細かく揃えることで、「どの人が来ても一定の品質が保たれる」状態を目指します。

ダスキン、ポピンズは、この従業員育成型の要素が強い設計です。

③ 働き始めるまでの安心感・導線

イチロウ
専用アプリ(ヘルパー用)を使って案件に応募しますが、
応募後は運営側で内容や条件を精査したうえで、その案件に入れるかどうかが決まります。

応募すれば必ず成立するわけではなく、
依頼内容とヘルパー側の適正条件や状況を踏まえて調整が行われる形です。
その分、最初のマッチング段階で企業が関与する割合が高い設計といえます。

Ichiro Matching System

クラウドケア
公式サイト上に掲載されている案件に、
ヘルパー自身がウェブ上から直接応募する仕組みです。
応募は早いもの順で、必要な人数が揃うと案件が成立します。

企業はマッチングの場を提供しているのみの状態です。

一人の依頼者が複数枠を出している場合、
必要人数が集まらなければその案件自体が成立しないため、
仕事を希望するヘルパーが同じ依頼者の複数枠をまとめて埋めようとする動きが活発になります。

Cloud Care Matching System
Cloud Care Matching System2

案件が成立すると、
「はじめまして」の挨拶をするよう運営から案内メールが届き、
そこから依頼者とヘルパーが個別にやり取りを進められる仕組みです。

画像:ヘルパー用研修動画より


このように、成立後は個人間で細かな打ち合わせができる点は、
クラウドならではの特徴と言えます。


👉イチロウは「応募後に運営が精査して決定する」
👉クラウドケアは「応募が集まって案件が成立する」

どちらも運営が管理に入りますが、どの段階で運営が判断するかに違いがあります。


ダスキン
3回目くらいまでは支店社員が同行する仕組みがあり、現場での引き継ぎや説明も比較的丁寧に行われます。
運営が間に入ることで安心感はありますが、働き方の自由度はやや限定されます。
その分、定期利用を前提としているため、「毎週◯曜日の◯時」といった決まったスケジュールで安定しているのが特徴です。


ポピンズ
登録はクラウドワークスを経由して行われます。仕事を始める前に、健康診断書や身元保障書の提出などの手続きが必要となり、一定の事務作業を終えたうえで、初仕事に進む流れです。

初回の訪問には社員が同行、ジャケット着用が基本となっています。

導線設計の違いを整理すると

働き始めるまでの流れには、
「早く現場に入れること」を重視した設計と、
「準備や確認を重ねてから丁寧に現場につなぐ」設計があります。

④ サポート体制・トラブル時対応の違い

イチロウ
ヘルパーと運営の連絡手段は主にLINEで、必ず担当者の名前入りでメッセージが届きます。
問い合わせに対するレスポンスは比較的早い印象です。
状況確認や調整も丁寧に行われ、
勘違いや判断に迷う場面があった場合も、
やり取りを通じてフォローが入ります。

仕事中は電話が繋がるように指示され、「お客様が渋滞で時間に遅れそう」など緊急の場合は、運営からの連絡がヘルパー個人の電話に入ります。現場に出てからも、会社とつながっている感覚を持ちやすい設計です。

クラウドケア
ヘルパーと運営の連絡手段としてLINEはありますが、
個別の細かな対応は限定的で、
実際の相談や調整は電話対応になることが多いです。

基本的には、
案件ごとのやり取りを前提とした設計で、判断や対応を個人に委ねる割合が大きくなります。

ダスキン
担当支店への電話連絡とLINEが基本となります。
運営企業としての窓口が明確で、困ったことがあれば支店を通じて対応が進みます。

上記2社に比べるとヘルパー個人の責任が軽くなり、企業側の責任が重くなっています。
従来型の企業サポートに近く一定の安心感を重視した設計です。

ポピンズ
スタッフ専用のLINEが用意されており、個別相談もスムーズな上に、同じお客様を担当するスタッフ同士がつながるグループもあります。
その中で細かな情報共有が行われるため、同じ質問を何度もお客様にする必要がなく、支援の方針も全員で揃えやすい仕組みです。

サポート体制から見える各社の立ち位置

サポート体制を見ると、各企業が
「どこまでを企業の責任として担うか」という考え方の違いが分かります。

ダスキンやポピンズは、企業が前面に立って現場を支える、従来型の企業サービスです。

クラウドケアは、個人同士をつなぐ仕組みを軸に、運営面を会社が支えます。

その中でイチロウは、自由度の高い働き方を前提にしながら、現場の不安には企業が深く関与する設計を採用しています。
この姿勢は、従来の保険外サービスでは稀であった「自由度とサポートの両立」を実現していると言えます。

私個人の見解では、イチロウは
「高価でこだわり抜いた商品」でも
「安価で無難な商品」でもなく、
「安価でありながらこだわりが詰まった商品」であると強く感じています。

⑤ 交通費・ユニフォームなどの「細部」の違い

イチロウ
移動手段は特に指定がなく、状況に応じて柔軟に選べる設計です。お客様に、ご自宅に駐車できるスペースが確保できるかを確認しているようです。

ユニフォームはデポジット制となっており、返却すれば費用は戻る仕組みです。
ちなみに100件のお仕事をこなすともう一枚ポロシャツがもらえます。

クラウドケア
ユニフォームはありません。
移動手段は公共交通機関の利用が基本となりますが、こちらもお客様に駐車スペース並びに駐輪スペースの有無を確認しているようなので、ルールでは公共交通機関でも実際の運用では、柔軟性があるのかもしれません。

ダスキン
ダスキンは、介護士へのユニフォームや業務に必要な備品・物品(カバン、室内履き、マスクケースなど)を企業側が支給します。
身だしなみや持ち物まで細かく会社が整える設計で、企業サービスとしての色合いが強い点が特徴です。

交通費に関しては、公式情報では770円ですが、実際には実費支給となり、過去には770円を超える交通費も支払われました。

特にダスキンは、ひとつの地域に一支店しか出店できないというフランチャイズ戦略を取っているため、お互いが顧客の奪い合いをしない設計になっています。

介護士は基本的に担当エリアが決まっているため、遠方への移動は発生しにくい構造です。

ポピンズ

ポピンズから支給される備品は、基本的にエプロンのみです。

訪問時の身だしなみについては、初回挨拶時にはジャケットを着用するなど、企業側からの指定があります。カバンや室内履きについても「このようなもの」という機能的な指定はありますが、本人の私物を使用するため、持っていない場合は自費で買い揃える必要があります。

交通費については、実費を企業に請求する形となります。ただし、自宅からのバス利用に関しては、片道5km以内の場合は請求対象外となるルールが定められています。

育成型(ダスキン・ポピンズ)は、ユニフォームや交通費ルールを厳格に設けることで、組織的な安心と品質を高いコストで維持する「品質保証」の構造を持っています。

一方、シェアリング型(イチロウ・クラウドケア)は、支給品を最小限にして運用コストを削り、その分を価格の安さと利用の柔軟性に最大限還元しています。

この「コストのかけ方」の差が各社の経営戦略で、利用する人が支払う金額が変わってくるのだと思います。

⑥ 顧客層と現場の性質の違い

イチロウ
利用者は一般家庭が中心で、
高齢者介護が多く、障害分野の依頼も一定数あります。

生活全般に関わる支援もありますが最も介護寄りだと感じました。

クラウドケア
比較的若い利用者層や、障害分野まで幅広い方に利用されています。

1時間で利用される方も多く、気軽さが重視されていると感じました。

ダスキン
利用者は富裕層が中心です。
介護そのものよりも、家事や生活サポートの比重が高いケースが多く見られます。

決められた範囲の業務を丁寧に行う現場が多く、役割が比較的はっきりしています。
定期的に利用されている方なので「今回は30分だけ」など融通がきくのがメリットだと感じました。

ポピンズ
利用者は超富裕層や著名人が含まれるケースもあります。

介護技術や接遇意識の高さに加え、現場で知り得た情報を外部に出さないという高い守秘意識が重視される現場です。

内容の大小や伝え方にかかわらず、業務中に知ったことは家族を含めて口外しないよう、徹底した教育が行われています。

総評

イチロウ

ichiro


・ITを活用し、相談から調整までの対応がスムーズ
・一定基準を満たした優良な介護士とマッチングされる仕組み
柔軟さとサポート体制のバランスが取れた他にない優れたサービス


クラウドケア


・短時間・スポットで使いやすい
・必要な時だけ人手を補いたい方向け


ダスキン


・家事や生活サポートを安定して任せやすい
・運営管理の安心感を重視したい方向け


ポピンズ


・接遇や守秘意識を重視した家庭向け
・品質やブランドを重視した利用に向いている


📌 いちヘルパーの意見より公式情報をもとに比べたい!という方にはこちら⬇️

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