実際に働いてわかった「イチロウの裏側」 誰がどんな基準で家に来てくれるのか
「家に来る介護士さんって、どんな人なんだろう?」
これは、在宅介護を考えるご家族様にとって、いちばん気になる部分ではないでしょうか。
しかもイチロウは「最短5分でマッチング」を謳っています。
イチロウは「誰でも登録さえすれば働ける」わけではありません。
登録の段階からいくつもの審査や面談が設けられており、
それらを通過した介護士(イチロウでは「パートナー」と呼ばれます)だけが、
実際にご家庭や現場でお仕事に入ることができます。
私自身が登録から実際の訪問まで体験した内容を、
介護士目線と、「家族が安心できるか」という視点でお伝えします。
実際にヘルパー登録して働いてみた
イチロウでは、ヘルパーさん側の口コミや評価が
[すごく悪い]or[すごく良い]のどちらかが多いのが特徴です。
中でも「マッチングされない」という声がたくさん聞かれます。そこが気になり私も実際に登録して働いてみました。
🧠登録の流れ:AIより“人”が見ている
イチロウではアカウント登録だけでなく、
- スキル登録(自分の介護技術を5段階で申告)
- インテリジェンステスト2種
- Zoom面談(30分)
の3つをクリアしなければなりません。
面談では「どんな人柄か」「どんな働き方を望むか」まで丁寧に確認され、
単なるスキルチェックではなく“人となり”を見られている印象でした。
テストの中身:知能・感性・価値観の3方向
「インテリジェンステスト」と聞くと堅苦しく感じますが、
内容は“現場で必要な判断力や人間性”を可視化するものです。
- 数字・記号を使った集中力のテスト
- 物の使い方を想像する創造力のテスト
- 「人に尽くす」「効率を取る」など価値観を測る設問 など
特に印象的だったのは、考える時間がほとんどないスピードテスト。
深く考えずに答えることで、その人の素の判断軸が見えるよう設計されています。

「テストの数値は本人にもフィードバックし、向上のためのトレーニングも設けていく」
と書かれており、このテストは採用のためだけでなく“育成”にも活かされているようです。
応募からマッチングまで
パートナー登録が完了すると、お仕事への応募が可能になります。
ただし、誰でも仕事に就けるわけではありません。
イチロウでは、介護経験や人柄、価値観などをもとにした複数の審査・面談を経て採用が決まりますが、その採用率はわずか8%。

厳しい選考を通過したパートナーだけが、
実際にお客様のご家庭へ訪問します。
1つの依頼に対して複数のパートナーが応募していることも多く、
最終的なマッチング結果はメールで通知されます。
仕組みはこうです。

①お客様が依頼内容を伝える
介護を受ける方の状態や希望を、イチロウのコンシェルジュに相談します。
②イチロウがサービスの難易度を算出
依頼内容に応じて、必要なスキルやサポートの難易度を独自の採点法で分析。
③最適なパートナーをマッチング
応募してきた複数のパートナーの中から、
性格や介護スキルがもっとも合う人が選ばれます。
パートナー側から見ると

パートナーにも、それぞれの案件に対してスコアが算出されます。
スキルや相性のスコアが高いほど、マッチングが成立しやすくなります。
お客様には専任のコンシェルジュ(担当者)がついており、
その方からパートナーへ直接、
「一度きりでなく、定期的にお願いできますか?」
「延長の可能性がありますが対応できますか?」
といった相談が届くこともありますし、
お客様のことをよく知るコンシェルジュにパートナーからも質問することができます。
このように、コンシェルジュが両者の間に入ることで、
お客様の希望とパートナーの働き方の両方を理解し、
よりスムーズで信頼性の高いマッチングが実現しています。
初回はおよそ10件の案件に応募しましたが、
約半数はマッチングが成立しませんでした。
ただ、同日に別の案件案内が届くなど、
イチロウ側からのフォローがあり安心感がありました。

最初は実績がないため成立しにくいものの、
経験を重ねるうちにマッチングの確率は高まっていくと感じます。
結果がすぐに届く案件もあれば、
通知までに数日(おおよそ5日ほど)かかる場合もありました。
マッチング後のサポート
マッチングが決まってから実際に働くまでの流れも、
イチロウのサポートはとても丁寧でした。
LINEで担当者から細かな確認メッセージが届き、
初めての案件でも安心して準備を進められます。
お仕事が確定すると、お客様の詳しい情報に加えて、
持ち物や所作(マナー)、アプリ操作などの案内が届きます。
会社に出勤しているわけではないのに、
見守られているような安心感がありました。
どんな人がイチロウでサービスを受けているのか
📬 筆者に届いたお仕事依頼を分析してみる
私の登録後に実際に届いた求人メールを分析すると、
約8割がご自宅での依頼でした。
料理・洗濯・掃除のほか、ペットのお世話や庭の水やりまで多様。
また、介護施設・病院内でのサポート依頼もありました。
これは介護保険の枠では不可能なケースで、
“保険外サービス”だからこそできる支援だと感じました。

利用者層の広がり

依頼内容を見て驚いたのは、
利用者の年代が20代からと想像以上に幅広かったことです。
たとえば20代の方は難病を抱えており、
外泊先のホテルで入浴と着替えのサポートを希望されていました。
また、50代の方では、もともとお母様がイチロウを利用されていたものの、
ご逝去後に強い喪失感を抱え、ご本人様もそのまま継続してサービスを利用されていたケースもありました。
こうした事例からも分かるように、
イチロウは高齢者や介護が必要な方だけでなく、
心身の支えを必要とする若い世代にも活用されています。
介護保険の枠にとらわれず、
「必要なときに、必要なサポートを受けられる」──
まさに“誰でも使える”新しいかたちの介護サービスだと感じました。
まとめ:「保険外」の意味を体感した
冒頭でも触れましたが、
「どんな人が来るのか」を気にされるご家族様の気持ちは誰でも持つものだと思います。
イチロウで働く中で、私が実際に訪問したご家庭でも何軒かで、
「毎回違う人が来るのは不安ではないですか?」と伺ってみました。
それに対して、ご家族様はみなさん口をそろえて、
「どの方も丁寧で安心できますよ」と話されていました。
イチロウで働いて感じたのは、
“保険の外”という言葉は「制度の外」ではなく、
「人の想いを叶える余白」を指しているということです。
制度では支えきれない部分を、
きちんとした審査を経た介護士たちが担っている。
だからこそ、「家族が安心して任せられる」仕組みになっているのだと実感しました。
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